MANILA, PHILIPPINES |
※カミギン島の砂はこちら!
カミギン島への行き方
@マニラから国内線でミンダナオのカガヤン・デ・オロに飛び(毎日数便、約1.5時間、往復194米ドル)、港まで移動して(車で約20分)、ロイヤルフェリー(約1.5時間、エアコン付きファーストクラス片道160ペソ)でカミギン島へ。
Aセブからミンダナオ・エクスプレスで直接カミギン島へ飛ぶ。週3便、片道約1,400ペソ。3日前までにチケットを購入すると1,000ペソになるらしい。
※私は@のルートで行き、Aは現地で聞いて初めて知りました。Aの方が簡単で安全かも。
※国内線では菓子パン+飲み物程度の軽食が、ロイヤル・フェリーではオレンジジュースが出ます。この三角パックのオレンジジュースは、「ここにストローを刺す」と書いてある丸印にはまず刺さらないっ!私が苦戦していると、近くの席の人達が「その丸じゃダメダメ。ここに刺すんだよ!」といきなりパックを逆さにして底にブスッ!だったら初めからそう書いてくださひ・・・。ちなみに、マニラやカガヤン・デ・オロの空港、カガヤン・デ・オロのフェリー乗り場にも食べ物を買えるお店はあります。
カミギン島ってどんなとこ?
カミギン島について
人口約68,000人('95年統計)。ミンダナオ島カガヤン・デ・オロ市の北90kmのボホール海に浮かぶ小島。島のシンボル、ヒボックヒボック火山の他6つの火山があり、滝や温泉が多い。島の中心地はマンバハオの町で、州庁舎や病院、学校、銀行、大きなスーパーマーケットもあります。主産業は農・漁業で、ランソネスが特産品。
フィリピン中を旅したあとカミギン島に流れついた旅行者たちによると、「カミギンはこの国で一番安全な場所だ」とのこと。島の人たちはとてもフレンドリーで、バイクで走っていてもすれ違う車や道にいる人たち全員に手を振って挨拶を交わすのが習慣。リゾートエリアでは、夜でも1人でぶらぶら歩いて危険はない感じです。フィリピンでは珍しく水道水も飲めます。でも・・・飲むかどうかは自己判断でお願いします。
「カミギンはね、カム・アゲインっていう意味なんだよ」 島を離れる時に、島の人たちから言われました。「もう一度来てね」という名前がぴったりの島です。
島内の交通
近場は徒歩かモトレラと呼ばれる三輪タクシー、遠出する時はレンタル・バイクが便利です。レンタル料金の相場は1日500ペソ前後。2〜3年前は200ペソだったそうですが何故か急騰。島一周はバイクで約2.5〜3時間、ガソリンは3リットルぐらいで充分。道路はきれいに舗装されている所も、ガタボコの所もあり、慣れるまではお尻が痛いかも。島の北西部あたりの道は眺めが素晴らしいです。
宿・ビーチ・観光
宿は北部のアゴホからユンビンにかけてのエリアに集中。一泊100ペソ以下から2,000ペソ以上までいろいろあります。
火山島のため島内には砂が黒っぽいビーチが多いのですが、リゾートエリアの前に浮かぶホワイト・アイランドはその名のとおり眩しいほどの白砂でできた砂州の島です。岸からはボートで5分。宿などで頼めばいつでも送迎してくれます。また、島内には多くの滝や温泉プール、湧水プールがあり、地元の人や旅行者の憩いの場となっています。
トゥワサン・フォールズ危機一髪!
知り合ったカナダ人旅行者ブライアンと2人でトゥワサン・フォールズという滝に遊びに行った時のこと。滝への入り口まではバイクで行き、その後徒歩で山道や岩場を15分ほど上り下りして滝に到着。先に来ていたフィリピン人のグループからココナツをもらって飲んだり、みんなで一緒に冷たい水に入って遊んだりして楽しい時間を過ごしました。しばらくしてフィリピン人グループも他の人達も帰ってしまい、いつのまにかブライアンと2人だけに・・。「そろそろ帰ろうか」と荷物を持って歩き出したその時、崖の上から頭ぐらいの大きさの岩が私達に向かって落下してきたのです!あと1メートルほどでブライアンを直撃するところでした。「誰が投げたの?怖いよー!」パニックする私を、ブライアンが「だいじょうぶ。このまま振り向かずに黙って歩いて」と冷静にうながし、私達は無言のまま早足で歩き続けました。無事に入り口の小屋までたどり着いた時に、やっと2人で顔を見合わせてほっとした笑顔。いくら平和なカミギン島とは言え誰もいない山の中でのこと、後であれこれ話し合いながらぞっとしました。
その夜、地元の友人たちにその事を話すと、何人かが「猿じゃない?あの辺はよく猿が出るらしいから」と言っていたけれど・・・まさか猿が人を狙って岩を弓なりに投げるなんて・・・無理。トゥワサン・フォールズはとても水がきれいで素敵な所で、カミギンに行ったらぜひ訪れてほしい場所のひとつです。でも、その際は数人のグループで行かれることをおすすめします。けっこう本気で怖かった・・・。
7年めの再会
現地で知り合った旅行者たちと遊んでいて、そのまた友人たちと合流して紹介され、ひとりずつ握手して「よろしく〜!」と挨拶をかわしていると、1人何となく見覚えのある男性が・・・。「ん・・?」・・・「あ゛ーーー!」なんと彼は7年前にボラカイ島で出会ったイタリア人でした。びっくりー!今はフィリピン人女性と結婚してカミギンでレストランを経営していました。思いがけず彼と再会して、連絡先がわからなくなった共通の友人からも帰国直後に電話があり交流が復活。こんな偶然もあるのですね。
おまけ:マニラの夜
何回フィリピンに行っても、マニラはどうしても怖くて・・・空港に到着して外に出る時も、ここだけは他の国ではまずないくらい緊張してしまいます。帰国前後はいつもマニラ泊がありますが、夜遊びに出るなんてとてもとても・・・という私を、今回は友人である生粋のマニラっ子ウィリアムが無理やり連れ出しました。
2人で夜のエルミタの街をお散歩。ウィリアムによると、以前のマニラは本当に危険だったが、ここ数年でぐんと安全になったとのこと。確かに、夜遅くでもカップルなども楽しそうに街を歩いているし、良さそうなレストランやパブもいっぱい並んで普通の街という感じ。
しばらく歩いて“ライブラリー”というパブに入りました。ここはオカマのお姉さんたちがマイクを持ってダーティーなジョークを飛ばしつつ、時々お客さんが歌うカラオケ・コメディー・オカマ・パブ。小さな店内はこぎれいな若者たちでいっぱいでした。外国人客もいますが少ないので、お姉さんのジョークの標的にされがちで、私も「何人?日本人?まっ!不法滞在じゃないでしょうねっ?」などと遊ばれてしまいました。韓国人男性は「南?まさか北じゃないわよねぇ〜?」と言われ、あわてて「南です、南!」とムキ。ある欧米人カップルは、入店するなり「彼女は恋人?あら、お母さんかと思ったわぁ〜」とからかわれて、怒って帰っちゃいました・・・。
マニラの夜は、サンミゲールを飲みながら、けっこう平和に、かつくだらなく更けていきました。
(上記は1998年5月時点でのものです)