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SEYCHELLES

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セイシェル


マヘ島   プララン島   バード島

◆◆◆セイシェル共和国は、アフリカ大陸の東側にあり、仏領→英領を経て1976年に独立したばかりの新しい国です。1993年に社会主義から民主主義に転換しましたが、現状は今も社会主義色が濃いとも言われています。
ビクトリア
首都であるマヘ島ビクトリアの街並みは、ヨーロッパ風の建物とアフリカ風の色使いが混ざり合って独特の雰囲気。人口は約75,000人で、その90%がマヘ島に住んでいます。人種は私が見た限りではメインがアフリカ系、次いでヨーロッパ系、そしてインド系や中国系他がほんの少し。現地では特にアフリカ系のセイシェル人のことを指して“セシルワ”と呼んでいました。

公用語は仏語に似たクレオールと英語、仏語。幼い子供を含んだ若い世代のほとんどは少し癖のある発音の英語を流暢に話し、年配の人には仏語の方が通じやすいようです。


◆◆◆日本からセイシェルへは直行便がないので乗り継ぎで行くことになります。私は成田からシンガポール航空でシンガポールへ飛び、セイシェル航空に乗り継いでセイシェルへというルートで行きました。ご参考までに航空券代は合わせて約13万円。セイシェル航空の事務所に電話して尋ねたところ、シンガポール─セイシェル宿の庭にいたゾウガメの正規料金は89,000円とのことでしたので、例えばマイレージでシンガポールまでの無料チケットを取り(バンコク線より予約が入りやすい)、そこから正規料金のチケットでセイシェルへ、というパターンも良いかもしれません。

物価はかなり高めです。どのくらい高いのかと言うと・・・例えば、Tシャツ1枚2,600円〜、セイシェルのビール“セイ・ブルー”カフェのカレーライス1,700円、レストランの夕食4,000円〜、マルボロ一箱1,150円(商店)4,200円(リゾート内)!、バーでコーラ225円、バーでビール420円・・・という感じ。唯一安めで助かったのが路線バス料金で、どこまで乗っても、大人も子供も、1時間乗っても約85円(3ルピー)。島中をカバーしているのでこれは便利でした。ホテル料金も高めで、最低クラスのゲストハウスでも4〜5千円はしますし、ビーチ沿いのリゾートは場所やホテルによって数万円〜です。


◆◆◆旅行者は大半がフランス・イタリアを中心としたヨーロッパ人で、イタリア人旅行者アジア人はごく少数で日本人もほとんど見かけませんでした。現地の人の話では、15年ほど前まではウミガメの甲羅のビジネスで多くの日本人がセイシェルを訪れていたそうですが、禁止された後はパタッと来なくなったとのこと。そう話してくれた男性も、「当時は私も甲羅の取引で儲かっていたんだよ」と遠い目をして(?)懐かしそうに・・・。

出稼ぎ在住組はフィリピン・インド・インドネシアなど結構いるようですが、街で見かけることはあまりありません。セイシェルに近いモーリシャスから働きに来ている人も多く、見かけはアフリカ系でセイシェル人とほぼ同じなのですが、国民性はかなり違ってモーリシャス人の方がずっとフレンドリーで明るいように感じました。


◆◆◆マヘ島のメインのビーチはボーバロン湾(右の写真)で、マヘ島の高級ホテルのほとんどはアンス・アンテンダンスここに集中して建ち並んでいます。そのわりに人は少なめで静かですが、ビーチの美ボーバロン湾しさはまぁ普通。

マヘ島には他にもたくさんのビーチがあり、私が一番気に入ったのは南西部のアンス・ア・ラ・ムーシュとアンス・タカマカの間にあるプティ・タンスです。その名の通り小さな入り江ですが、砂がとても白くて細かく、静かで落ち着ける雰囲気。その隣にあるアンス・ソレイユもなかなか良い感じでした。次いでマヘ島で最も美しいビーチと言われているアンス・アンテンダンス(左の写真)。ただ・・・どこも波がすごくて・・・危険なので遊泳禁止になっている所もあります。

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(記述は1998年6〜7月のもので、当時のレートはRp.1=¥28前後でした)


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