◆◆◆遅れて日本を出発した連れと合流して、後半はプララン島へ。プラランではコートゥ・ドールのアカジューというリゾートに宿泊しました。朝食付きで2人1泊約4万円。マヘでは最低クラスのゲストハウス(それでも5千円〜!)にいたので急にリッチになった気分。グラン・タンス沿いにはもっと安いホテルもありますが、ビーチが悪くアンス・ラジオにも遠いのでこちらを選びました。
アンス・ボルベールからコートゥ・ドールにかけてのビーチは遠浅でとても美しく、このビーチ沿いのリゾートはどこも大体4万円以上の料金になっています。高いけどロケーションは最高!
行く前は資料からアンス・ボルベールのパラダイス・サンに泊まってみたかったのですがマヘから電話してみると満室で、地図の片隅に広告が出ていた情報ゼロのアカジューに電話して不安なまま予約・・・しかし、行ってみるとアカジューの方が場所もコテージもスタッフもパラダイス・サンよりずっと良さそうで大正解でした。
◆◆◆いよいよお目当てのアンス・ラジオへ!アカジュー前からバスに乗り、その後ちょっとアップダウンがきつめの山道を20分ほど歩くと到着。降りたバス停の前に小さなカフェがあり、ここで「ビーチに行くからお弁当を作ってくれる?」と頼むとサンドイッチ+バナナ+飲み物のランチ・ボックスを用意してくれました。ここのスタッフはとても親切で感じが良く、帰りに「おいしかったよー」と言いに立ち寄ると、フルーツ・ジュースをごちそうしてくれました。
さてさて、世界一美しいビーチと誉れ高いアンス・ラジオ(下の写真)は・・・やはり、と言うべきか・・・ものすご〜い波!確かにきれいはきれいなのですが、とにかく波が高すぎて水に近づけないくらい・・・。セイシェルで見たビーチの中で一番波が高かったかも。あまりに激しい波の浸食で砂浜が削られて、座れるスペースも1メートルぐらいしか残っていない・・・しかも高さも1メートルぐらい・・・よいしょっと上ってくつろぐ感じでした。
しかし、旅行者は皆、やはりここを目指して集まって来るので、「どこにこんなに人がいたの〜?」というくらいのたくさんの人がいました。と言っても、「セイシェルにしては」ということなので、数メートルおきに人がいるくらいの人口密度です。
アンス・ラジオにはホテルはなく、とても高いという噂のレストランが一軒あるだけです。
結局のところ個人的には・・・夢にまで見たアンス・ラジオよりも、静かで波もないホテルの前のコートゥ・ドール(左の写真)のビーチの方が気に入りました。あの波は季節にもよるのだとは思いますが・・・。
◆◆◆マヘのセシルワに比べると、プラランのセシルワはずいぶん屈託のない笑顔が多く見られ、気さくで明るい感じがしました。子供たちも、マヘではバスの窓から旅行者に向って中指を突き立ててみせたり、老人を押しのけてバスの座席を取り合ったりと、「ここの子供はどーなっとるんじゃ?」と驚いてしまう場面が多々ありましたが、プラランの子供たちは普通のシャイで素朴な少年少女という印象で、なんだかホッとしました。
(記述は1998年6〜7月のもので、当時のレートはRp.1=¥28前後でした)