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仏領ポリネシア


1:出発 → 2:モオレア → 3:マニヒ → 4:ランギロア → 5:ティケハウ → 6:タヒチ

3:マニヒ

モオレアから一旦パペーテに戻り、飛行機を乗り換えてマニヒへ。

モオレアで次のマニヒの安めの宿を電話で予約しておこうと思っていたのですが、資料から目星をつけていた第一候補のル・ケシという宿に電話がつながらず、パペーテのツーリスト・インフォメーションに電話して尋ねてみると「クローズド」とのこと。そんなぁ〜!インフォメーションの人にバイヌイ・パールズという宿を教えてもらい電話してみると、「改装中でクローズド」と。あぁ・・・。バイヌイから教えてもらったシェ・ジャンヌという宿にかけてみると、「3部屋しかなく、当分は満室」との返事。え〜ん。あとは、1泊26,000CFP〜=約31,200円〜のマニヒ・パールビーチリゾートしかない・・・当然、予算大幅オーバー。「どうしよう〜」とシェ・ジャンヌのおばさんに泣きつくと、「マニヒ・ビラージュはどう?」と電話番号を教えてくれたので、さっそくかけてみると、1泊18,000CFP=約21,600円で、値引はできないとのこと。高すぎるけど、ここまで来てマニヒを見送るのは悲しすぎる。一旦電話を切って考えに考えた末、エール・タヒチに電話で相談してマニヒ滞在を2泊だけに短縮するようにチケットを変更してもらい、18,000CFPのマニヒ・ビラージュに予約の電話を入れました。予定外の大大大出費!1人でこんな高いリゾートに泊まるなんて、もったいない〜。悔しいけど、無計画さがたたったのね・・・仕方ない。2泊だけでも念願のマニヒに行けるのだから、いいでしょう。帰ってから、またいっぱい働けばいいのだ。気分を切り換えて、こうなったらめいいっぱいリゾートを満喫するぞ〜と出発しました。

マニヒの空港に到着すると、お迎えの女性が待っていました。名前を確認しながら彼女が手にしたリストを覗き込むと、“マニヒ・パールビーチリゾート”の文字が・・・!「あのぉ・・・私が泊まるのはマニヒ・ビラージュなんですけど・・・」と言うと、「それはパールビーチリゾートのことで、これが正式な名前なんですよ」と。同じ所だったの〜!?とりあえず他のお客さんたちと一緒にリゾートまで行って話をしてみると、確かに18,000CFPでOKとのこと。でも「これはスペシャル・ディスカウントですからね!」と何度も強調していました。私は値切ってはおらず、ディスカウントはないといわれた料金だったはずだけど・・・。ガイドブックやタヒチ観光局の最新リストの値段とは1万円以上も違う。もしかしてそれは、日本人プライス!?

高いだけあって部屋は広々としてきれいで、特にバスルームは一部がオープンエアになった素敵なデザイン。角にはサンゴや貝殻が敷きつめられ、今までに見た中で1番凝っていてセンスがいいバスルームでした。バンガローは全てビーチフロント、または水上バンガローで、ビーチもとてもきれいで水は透きとおっています。くるぶしぐらいの浅瀬でも小さな魚がたくさんいて、パンをあげるとドーっと集まって来ました。

ただ・・・やはり・・・高い!何もかもが高すぎるー!例えば、OFF(虫除けスプレー)が1本1,000円以上、ハワイアン・トロピック・ジェル(日焼けの後に塗るジェル)は約1,800円もする。朝食はバイキングのみで2,000円以上、夕食は2コースからの選択のみで飲み物別で約5,000円もします。でも、他にお店はないし、選択はないのです・・・。

もう1つの問題点は、蚊の他にNONO(ノーノー)と呼ばれる小さな吸血の砂バエが多いこと。部屋がオープンなつくりのため防ぎようがなく、私は主に夜寝ている間にものすごーくたくさん刺されてしまい、すべてが水泡状になり大変でした。パンフレットなどには夕方だけNONOが出没すると書いてありましたが、一日中いたようです。

ここにはバカンス客の他にビジネスで来ている人たちも泊まっていて、リゾート客もビジネス客も混ざり合ってわいわい楽しく過ごしました。

隣のバンガローに泊まっていたフランス人ジャックとインドネシア人アリフのコンビはバリ在住で、黒真珠の買い付けに来ていました。信じられないほど元気で騒々しくて楽しい2人で、朝から晩まで騒ぎ、笑い、動く!隣室からはいつでも「わっはっはー!」と笑い声が聞こえ、男2人で何にそんなに1日中笑えるのだ〜?と不思議でした。時には冗談がすぎてあきれていましたが、憎めない2人・・・彼らのおかげで私の滞在まで楽しく、そして騒々しいものになって、感謝するやら何やら・・・?

3軒先の住人フランス人イブは、ジャックたちと対照的で、いつも本を抱えているような知的で物静かな紳士。彼はパペーテ在住で、建築関係の仕事でマニヒに来たとのことでした。パペーテの港にサイレンス(SILENCE=静けさ、沈黙)という名前のヨットを持っているそうで、「なぜサイレンスト名づけたの?」と尋ねてみました。彼はゆっくりと微笑んで、いつもの落ち着いた静かな声で、「それはね、誰かが遠くから僕のヨットを・・・・・
サイレーーーンス!!・・・・・って大声で呼んだら面白いかな、と思ったからだよ」・・・本当か嘘かわからないけど、冗談など言いそうもない彼の意外な一面に大笑いして、おぉ・・これがフランス人のユーモアかー!と感動してしまいました。

予算大幅オーバーながらも楽しかったマニヒでの滞在・・・ちょっと心残りだったのは、電話で問い合わせた時にとても親切だったシェ・ジャンヌに泊まれなかったこと。おばさんは何度も「満室で本当にごめんねー」と言ってくれて、「あぁ、ここに泊まりたかったなー」と残念でした。またマニヒに行くことができたら、今度はきちんと前もって予約をしてシェ・ジャンヌに泊まってみたいな、と思っています。
(記述はすべて1997年12月時点でのものです)

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