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仏領ポリネシア


1:出発 → 2:モオレア → 3:マニヒ → 4:ランギロア → 5:ティケハウ → 6:タヒチ

5:ティケハウ

ツアモツ諸島で最後に訪れたのはティケハウ。この島に関しては、宿などの情報がさっぱり得られなかったため、ランギロア滞在中に宿のマダムに相談して、希望の値段などを伝え、適当な宿を電話で予約してもらいました。

泊まった宿はシェ・ジュスティーヌ。1泊2食付き(朝食と夕食)で5,000CFP=約6,000円。全部で4つだけのバンガローはまだ新しく清潔で、目の前は誰もいない静かなビーチです。ここには電気が来ていないので、夕方から夜にかけての数時間だけ自家発電で明かりが点くだけ。夜は涼しかったので必要は感じませんでしたが、バンガローに扇風機はありません。レストランには冷蔵庫がないので、ビールやコーラなどの冷たい飲み物はなし。ミネラル・ウォーターは無料で何本でももらえました。食事は、ランギロアのグロリーヌの後なので採点が厳しくなってしまうけど・・・今ひとつ、という感じでした。

スタッフは若い男性と女性の2人だけで、とても家庭的で親切なもてなしでした。最初はこの2人は夫婦だとばかり思っていたのですが、仲良くなっていろいろ話を聞いてみると、いとこ同士だとのこと。そして、2人揃ってゲイだそうで、2人とも同性にしか興味がないのだそうです。そう言われてみると、男性スタッフはいつも細やかな気づかいで接してくれ、女性スタッフの方はいつ目が合ってもさっぱりかっこよく微笑みかけてくれる・・・あぁ、そうかー、と妙に納得。

ここでの問題は雨と蚊でした。雨季だというのに、それまでは天候に恵まれていましたが、ここにきてお天気運が尽きたのか毎日雨・・・。あまり海にも入れず残念でした。そして・・・蚊がものすごーーーく多い!バンガローの窓はすべてきっちりと網戸で覆われているので、室内は蚊取り線香を使えばだいじょうぶ。問題は、屋根だけのオープンなつくりのレストランでの夕食時で、虫よけスプレーなど役に立たないほどの強力な蚊の大群!いろいろな場所に行っていますが、あんなにたくさんの蚊を見たのは初めてかも・・。

仏領ポリネシアのほとんどの宿には蚊取り線香が用意されていましたが、これは中国製の「金魚」というブランドで、煙だけはすごいけれど全然効きませんでした。そのモクモクの煙の中に蚊が平然と飛び込んできて足をブチュっと刺した瞬間も目撃しました。効いてない・・・。私は日本製の「金鳥」を少し持参していましたが、やはりこれが1番だと実感!「金鳥」だと、床に蚊がたくさん落ちているので、効いていることがはっきりわかりました。「金魚」との差は歴然。

同じ宿に1カ月ほど滞在していたフランス人女性の二コルは、ニューカレドニアで15年ほど働いた後、2年前に退職してフランスに戻り、今は1年のうち半分はフランス、半分は仏領ポリネシアで過ごしているとのこと。20年以上前に日本を訪れたことがあり、2ヶ月ほどかけてあちこち旅行をしたと話してくれました。民宿に泊まって、畳の上に布団を敷いて寝て、和食を食べて・・・「何でも日本人のようにやってみたかった」けど、和風の朝食だけは1週間でギブアップして、紅茶とパンとジャムを買いに行ってしまったそうです。私が「朝食は子供の頃からパンだよ〜」と言うと、「え。そ、そうなの!?」と、ちょっとガックリしていました。

ニコルは、私がニューカレドニアのウベアなどを1人で旅したと聞いて、とても驚いていました。やはりあの辺りは今でも危ないそうで、あまり報道されることはありませんが、時々旅行者が危害を加えられたり、物を盗まれたりしているとのこと。もっとも、1番敵対心を持たれているのはフランス人で、私はアジア人なのでフランス人に間違われることもないので危険は少ないのかもしれないわね・・・と言っていましたが・・・。

島を離れる前の日曜日、宿のスタッフに誘われて協会に日曜礼拝に行くことになりました。まともな服を持っていなかったので、「Tシャツと短パンしかない・・」とニコルの部屋に相談しに行くと、彼女が持っていたパレオをきゅっきゅっと着せてくれました。神父さんのお話はタヒチ語なのでまったくわからなかったけれど、皆さんとても歌がうまいのでただただ感動・・・。礼拝が終わると神父さんのもとに並んで1人ずつ声を掛けてもらうのですが、「私はクリスチャンじゃないし、言葉がわからないから・・」と後ろに下がって待っていました。すると、まわりの人たちがにこやかに「さぁ、さぁ」と私を前に押し出し、神父さんがにっこりと微笑んで何か言いながら抱きしめてくれました。
(記述はすべて1997年12月時点でのものです)

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